大いなる帰還【豚山肥太】

豚山肥太の詩と小説を綴るページ

我らの紺碧を唄う【詩】

我らの前に

脈々と続く大陸

果てどの無い旅路の果てに

たどり着いた安息の地よ

 

君の名を呼んでみる

誰かでは無く君の名を

安からかに眠れ

戦いすぎた戦士よ

 

過去が現在に反射して

今の影がやけに薄くなる

どうせ どうせ どうせ

 

欲しかったのは優しさ

疲れた君を温めるあたたかさ

どこへいった俺の笑顔よ

 

全てが結実に向け東奔西走

どこかでひたすら純粋な権力を求めている

手紙を書いたが切手を買う事ができない

 

我らにカタルシスの濁流を

我らに純粋培養の賞賛を

 

どこまでも続く地平で

のたれ死にするなら