大いなる帰還【豚山肥太】

豚山肥太の詩と小説を綴るページ

もう、恋じゃないはずなに【詩】

なにもかも終わったのさと、チケットを空に投げ捨てて

新しいシャツからはじまる旅に

心はまるで はちきれそうなはずなのに

どこかで いつかの君が 意地悪に笑うよ

素敵な歌かな 誰かを救えたかな

短い言葉で 僕の心をカットして 難しい数式みたいなこころになる

もっと 単純に 言葉を届けたいし 届いて欲しい

誰もが 笑顔になるように 僕は生きれているのかな

くだらない感傷をよそにして

もう 交わる事の無い 僕らの人生は どこまでも 続いていくんだ

さようなら とても 美しく 素敵でした

また 誰かの気持ちを射止めて 幸せになることを

恋の詩は 僕には 不釣り合いだけど

瞬きの間に

君の靴の脱げるまに

僕は ぼうっと 君を忘れてしまう

さようなら さようなら

きっと誰よりも

悔しいくらいに さようなら