大いなる帰還【豚山肥太】

豚山肥太の詩と小説を綴るページ

嗚呼、世界の割れる音しか聞こえないから【詩】

自分の醜さに 愚かさに 気づくだけさ 詩なんか 書いても

全ての詩は

晴れた朝の

朝食がパンを買ってきていい日曜の朝のようである。

 

何もかも終わったんだ。

 

新しい人生を

 

ギターかき鳴らしたつもりで飛び跳ねて ただ 叫んだ

 

俺生きてんですか?って。

自分なんて知れば知るほど

くだらないよ    欠陥品だよ

僕に選択はできないんだ

自分の醜さと愚かさを知るだけさ

 

テレビの中の少年が言う

 

少し笑ってみなって

 

案外悪くないって

 

たぶん、そのくらいの光だよ

 

皆の人生に注ぐ光は

 

迷えなくて

どうしようもなく

冷たい気持ちだけ

感じている

好きだけど、絶対好きと言ってはいけない

それだけは絶対だから