大いなる帰還【豚山肥太】

豚山肥太の詩と小説を綴るページ

RiverSideの絶望【詩】

どのくらいのことが好き?

どのケーキが好き?

コーヒーならどれを飲む?

タバコは吸わないの?

今年のコートはもう、決めてるの?

 

いくつかの質問。

たぶん、冬には、もっとaikoの曲の沁みる2015年さ

ふうん、こういう時に聴くんだと

aikoのまとめⅠとまとめⅡを聴いている。

大貫妙子の歌声なんかも聴きながら

通い始めたボイスレッスンでは、宇多田ヒカルのビーマイラストを

 

通信制の芸大に入って

このモヒカン頭のまま 軽音学部に入ってしまおうと思った

 

でも、何もかも終わった後の、学園祭のステージは

僕の頭の中でだけ広がっている

 

たとえ 世界が 終わっても

僕の中の ステージに 幕は下りることはない

 

恐れるな

孤独と混迷を

恐れるな

嫉妬と焦りを

 

君の腕で身体で 手のひらで 刻みつける

世界と等価値の 純粋記憶片

それを 人の多くは 作品と呼びもする

 

恐れるな

広がりの末端を知らぬ発想の縦横無尽を

君の最強のストレングス

ビー アンビシャス

I can’t chill out

more than better

 

曖昧な稜線はやがて

わたしの 人生を 冒涜するに至った

 

1998年 わたしの絶望の頃

希望遠き 春の来ない夏のこと