大いなる帰還【豚山肥太】

豚山肥太の詩と小説を綴るページ

外国人旅行者の電車内でのゴリゴリしたマナーに思うこと【詩】


この電車は異国びと混じりで

座席争いに露骨にゴリゴリやってくる

トラベラー

 

腹も立ちもした風情で挑む異文化交流会

 

テイクアウト ゴリゴリ アンド ドント ハブ デリカシー

OK I WILL GO THERE

 

空が窓の向こうに見えていて

僕らは再会したのか

はたまた 今生の別れでございましょうか

かまいはしませぬ

もう、あなた様のお気持ち察しませぬと

電報打っては明け暮れた

ハッピーアイスクリーム

いつまでも、マイブーム

策謀の会議は回を重ね

出入りの出前業者を新しく雇うことにした

ゴリゴリを片手に抱いて

やさしい笑顔を保ちながら

愛想笑いで通り抜けていく

春近し まごころの人

 

ゴリゴリいくぜ!

ゴリゴリいくぜ!

そう、12月の一番大事な夜に契約した。

コミュニケーションのような

呪文の様な

クランケの主症状は

孤独だからとか

口が三つあって、三交代制で使用しているから機能しているんだと

店舗設営 バザーの為の店舗設営 雨ふったら困るねんけど

お嬢さん

【それが、そもそも、このゴリゴリ文化圏では無いのです。

 本当ですよ。今週の富くじを買ってご覧なさい

 一等賞のがあたります

 アレが当たります】

 

皆目 見当つかないが

アレが当たるなら上手くいく

先月のキャリア決済ばれずにすんだ

本当によかった。

どんな素晴らしい映画を見るより

僕にはよかった。

 

【では、お嬢さん

 チャンスタイムです。ゴリゴリ文化圏への永住権です。

 これはアレではありません。それは重要な事なので

 以後、お見知りおきを。

 チャンスタイムです。繰り返します。

 ゴリゴリトラベラーチャンスです。

 間違いはございません。

 勿論の事、これもアレではございません。

 めったな事ではアレは当たりません。

 では、給食の小のおかずをかけたジャンケンへ】

 

程よいなんて便利な言葉をふりかけて、

まぁ、なんです。

不器用ながらも生きてきたし、まだ、光はさすと信じたい

そんなこんなな毎日で

暮らしの中で歌った歌は

はるか昔のはやり歌

きっちり髪の毛わけた

二枚目が歌っているよ

 

連続しない言語体系の破壊は

バベルと呼ばれたプログラムであった

バベルはこれまで、人類が積み上げてきたプログラミング言語の体系

言語の形状からアルゴリズム

全てを破壊した

そして、我々、人類は我々に変わってコンピューター同士の

コミュニケーション不全が引き起こす

新たな争いの帯域に突謬する。

コンピュータ-が生物の王様を完全に征服し

私たち、人類は新しい時代にうつった。

 

東京のスカイツリーのある街では

観光でやって来た頬の赤い中学生が

学生服のズボンの裾に縫い付けた千円札を取ろうと思うが

取ることに難渋している。

映画スターは台詞を言う

ハッピーアイスクリーム

中学生の頬はさらに赤くなり

まだ、上手く千円札は取れない

そうこうしているうちに

世界は滅亡した。

だけど、まだ、中学生はグズグズしている。

新しい惑星を作るくらい大変そうにして