大いなる帰還【豚山肥太】

豚山肥太の詩と小説を綴るページ

雨の降る日に考える事は【詩】





確か世界の中心で鳴ってるはずの

Ray Charles

Beyonceのコンサート

どんなに雨はつらくても

誰かがいつか

傘を持ってきてくれるから

それだけは

約束する

だから

どんな雨の日も

悲しむことも大事だけれど

晴れはなくても

雨がやむことを忘れないで

世界はつまらない音楽のヒットパレード

一生やってろ

ブリトニー・スピアーズの去り際に

拍手と喝采とMDウォークマンのタイトルを

 

傷を負うのは

身体だけじゃなくて

心もなんだよ

昔、ひどく傷がついて

それからどうも

上手くいかない

誰かを信じると言う事が

本質的に怖いみたいで

震えるような感情で

人を信じて生きている

だから

本当に怖いことなら

言わないで

もう、随分戦って

もう、そんなにもたない気持ちだから

なんとかして

信じることで生きられてる

蜘蛛の一本の糸なら

丈夫な方だろうね

キレそうにほつれていく

糸のように

もう、ちょっとで

無くしてしまいそうさ

人間の証明

 

雨がふった時は

実の事を言うと

僕にはそんなに大変ではなくて

気持ちの方は色々あるけれど

あなたの雨をやますことなら

そう、思う事が

僕のチケット

行き先は書いていない

だけども

こんな時代の人達は

どこかで

雨に濡れながら

どこかで

行方知れずの明日を追って

 

生きていくんだと

もう、やめたとの間でさ

たまたま、会えたら

あたたかいとこで

お茶しましょう

少しは疲れもとれるとて

こんな人生もあるかなと

思えるくらいは地獄だね

少しCuteだって思えるように

少しはCuteって思えるように

地獄に似合わない言葉だけど

 

今日、今、呼吸が出来ていて

生きてることが

なんだか、すごく、大事なことなんだ