大いなる帰還【豚山肥太】

豚山肥太の詩と小説を綴るページ

上手く詩の書けない日には【詩】




今日にひとつも

いい詩が書けなくて

どうしようもない

くだらない

恥ずかしくても

何にもならず

あの人は今日は

疲れてて

言葉の帰りも悪くては

つまらないのは

自分だろう

そう、気づいたようで

寂しくて


誰かにとって

大事な言葉にしてください

大事な人になるほどは

上等な人間ではないからさ

せめては言葉だけでも

金輪際

誰かの傷を癒すように

誰かの思い出華やぐように

あなたの人生を唄えるように

支離滅裂で轆轤

サイバー犯罪でピザハット

どうしようもなく

誰かに助けてほしかったけど

自分の人生は

生きていけるのは

自分だけ

そう、BGMは大きくて

街がまるで、まるごと世界のようで

どこまで、唄ってやるさ

 

今日もくだらない詩だろうけど

つまらない僕だろうけど

 

やがて、誰かの傷を癒すように

やがて、誰かの悪い夢見ないよに

崩しきった言葉で

張り裂けそうに唄うのさ

君がいてよかったと唄うのさ

 

千変万化の薩摩揚げ

九十九里浜、馬耳東風

 

逃げたい時は逃げるに限る

誰が責めようがかまやしない

これ以上傷ついて

しまうことをあいつは知らないから

そんなあなたを責め立てる

さようならと手を振って

その手で優しく自分ごと

抱きしめておやりよ

How much?

たずねる時がくれば言ってやれ

あなたの言葉はいくらかを

私の傷の深さなら

地球掘削時間総合変換不可能

愛を唄える時がくるように

今日はつまらない詩だろうけど

張り裂けそうに唄ってやるさ

 

今をあの頃と呼べるように

唄ってやるさ

傷だらけでも

いつか、あの頃と呼べるように

幸せとか不幸とかで分けられないくらいに混ざってる

いつかに、あの頃と呼べるように

詩を唄ったことを

嘆かないように

希望を持ったことを

恥じぬように

タンタカタンタン

続いてけ