大いなる帰還【豚山肥太】

豚山肥太の詩と小説を綴るページ

ルージュ・キッサバ・システマティック・ガール【詩】

最悪に始まった

週末のフライング

いちかばちかのダイナマイト

きっといい男だろう

そうやって噛みしめた

君の顔が車の窓に映っている

心のシャッターを切るようにして

 

曖昧な 僕らにとっての 愛とは

とか

禁じられた想いの底で 人はいかにヒューマニズムを発するの

とか

議論にもならない くだらない事で 

ブックマークに リツィートに エムピーフォー

ときめいて

砕け散った告白文の

ステンドグラス

愛せども 愛せども

虚しい空ばかり 広がっていく

地雷原の言葉を避けながら

 

曖昧な 僕らにとっての パンクとは

とか

美しい顔ばかりするのだろう 気持ちいいくらい

とか

議論にもならない ソー スイートな事で

シェアして レンダリングして ビスマルク

 

ライザミネリ ライザップ 山小屋の缶ジュース

メイドイン ノックアウト ブレイン

愛せども 愛せども

新しい 場所を 見つけたろうに

新しい朝があるだろうに

無関係な僕でいい

無関係な僕がいい

無関係な 僕らにとっての 意味の無い言葉

とか

明日になれば 忘れる リキッド的な想いとか

議論してもくだらない 言葉のハンディキャップス

無関係な僕でいい

無関係な僕がいい

愛を唄えど

愛を唱えど

禁じられた想いの底で

見上げた水面に

映える 皆月

全てに等しく

皆月 候