大いなる帰還【豚山肥太】

豚山肥太の詩と小説を綴るページ

憂える四月。刮目の五月。【詩】

私達は知り合ったばかりで

上手く言葉が交わせない

この地上のありとあらゆる

閃きと鉄くずの集合体。

希望への賛歌

憤りの六月。

くだらない くだらない

自己を投影し

安上がりな始末。

ウォシュレットに賛辞を。

片栗粉に住む、古い人達。

規模を縮小したたこやき屋の、失恋。

6の次は7だ。

更新して、さらに更新。

得体の知れないホームベースが浮いている。

私はどこにいこう。

ひかりあれ

希望でもなく

絶望でもなく

恒常的な生のベクトル。

未だ。憂える四月。