花の季節の春言葉【詩】
春先に言葉のナイフと正面衝突。
心はもろくて、弱くて、寝たら治るはず。
傷口を大事に扱い過ぎていたら、
自分の顔が傷口になっていた。
どこへいってたんだ。
心配したじゃないか。
心はいつも、あらぬ方向へ彷徨っていく。
もう、やめよう。
傷は、僕だけにあるのではない。
言葉のナイフは、しまっておいで。
悲しい知らせはやめておくれ。
笑った顔で寝ておくれ。
季節は春だ。春だ。春だ。
遠くへいってごらん。
キレイな花が咲いているよ。
言葉よ花のように。