大いなる帰還【豚山肥太】

豚山肥太の詩と小説を綴るページ

2017-02-22から1日間の記事一覧

Check me 【詩】

夜の間に 伸びた髪は いくら切っても 川のようで どこまでも続く 川のようで あたしはシャワーを浴びながら あばらに手を添えて あたしの大きさ 確かめてみる 怪我した指先は痛むから あたしは絆創膏を貼って出かけた この季節を彩れないなら まるで紅すぎた…

ババアズジジイズオバサンオジサンエンドレス【詩】

どちらも正しくても、上手く行かないこともあるんだ 彼は新しいシャツに袖を通して、肩越しの時計を見ながら、そろそろ、最後の時間だとお別れの準備をしている。 彼女は見事に染めた金髪の髪で、サンドイッチ屋の前でデコったスマフォを人差し指でかきなが…