大いなる帰還【豚山肥太】

豚山肥太の詩と小説を綴るページ

2017-01-29から1日間の記事一覧

雨に流れる【詩】

もう、泣かなくていいからと 優しいタオルケットのように 頬にあてた ことば 街は雨で濡れていて 時間を確かめた腕時計は壊れていた 家で探し物をする自分を どこかで客観視する自分がいて まるで親父だよ と嘲笑している。 最近、いいデザインの安い腕時計…