大いなる帰還【豚山肥太】

豚山肥太の詩と小説を綴るページ

ものすごくちょっと【詩】

ものすごくちょっと                    

                              

 

 

二時間と少し、だいたい毎日、レンタルビデオ見ている。

 

僕の通うレンタルビデオ屋はとてもちいさいが、少し想像してみる。

 

広大な敷地に立てられたとてもおおきいレンタルビデオ屋。

 

そこには、世界中から集められた映像が、ズラリと整理されて、置かれている。

 

いろんな時間から集められた、いろんな出来事やいろんな景色。

 

なんでも、そろってると、とてもいい。

 

僕は、何をみていいか、少し考えるが、すぐに思いつく。

 

ある新婚夫婦の一日。

 

その夫婦に新しい家族が加わった日。

 

僕の生まれた日。

 

おかんは、初めて見たとき、「猿かと思った。」と言っていた赤ん坊。