大いなる帰還【豚山肥太】

豚山肥太の詩と小説を綴るページ

2017-02-25から1日間の記事一覧

真夜中の話し方【詩】

だまされないように 気をつけたけど 胸を溢れかえる 思いは アイ ラブ ユー より むしろ アイ ウオント ユー のPassion 飛び出しそうで はちきれそうで もっと 続けてよ もっと ボリュームを上げて 苦しいだけなら もっと楽な手段をとるわ 誰彼かまわず 抱き…

キッドに捧ぐ【詩】

雨の強く降りそうな今日の様な日は いつかの誰かの恋の話のような 切ないだけで 苦しいだけの 胸の思いがかきむしられる だけども、この恋を止められぬ 僕らは誰かに恋もせずに 生きていけるほど そんな上等な生き物でなし ときめくことが証明で ときめくこ…

キャンバス人生【詩】

君がいつか描いた絵が とても大きな美術館を飾っては 街中のポスター貼り替えては あの子のハガキで潜んでる 食えない絵描きの多い大陸に 僕らは紙とインクと油絵の具に 透明水彩、クレヨンに筆ペンたたきつけては 真新しく明けていく 自分の絵に激しくも 半…